- 2018/06/05
医療事務とは、病院や診療所などの医療機関にて受付や、医事会計、診療報酬請求、レセプト点検、診療録管理などの業務を行うことをいいます。
その中でレセコン、電子カルテのシステムが大きく進化を遂げたことで医事会計やレセプト点検に対する知識不足をよく耳にするようになってきました。システムがどれだけ進化を遂げても操るのは人間です。どうしても担当者の知識不足により返戻や減点などの対象となる場合もあります。特に診療報酬改正前後、診療報酬本を読み解く力含めて医療機関は絶えず医療事務員への学習を促す必要があります。
医療事務業務の中でも医事会計、レセプト点検、診療報酬請求について改めて纏めておきます。
1.医事会計業務
医事会計とは、医療費のうち患者が負担する金額を算出し、実際に請求する業務です。最近では専用ソフト(レセコンやレセプトコンピュータ、医事会計ソフトと呼ぶ)により診療報酬の算定がなされ、そのときに患者負担金も算定され請求書を発行する流れとなります。
また、診療が終わったにもかかわらず、会計まで患者が長く待たされるという事態は、医療機関の印象を悪くすることから、診療が終了次第迅速に行われることが求められています。その解消に電子カルテなどのシステムは非常に有効になります。
本来であれば医者が紙カルテに診療内容を記載しレセコンに事務員が入力し直すという二度手間があるのですが、電子カルテであれば医者が入力した内容がそのままレセコンに表示されるので、事務員は最終チェックだけ行い会計を行うことができるからです。電子カルテのメリットの一つとなります。
2.レセプト点検業務
レセプトの点検業務も医療事務にとっては重要な業務です。
「1.医事会計業務」のとおり、レセプトは近年、レセコンの導入により、正しく入力された範囲については自動算定・自動加算が正確に計算されます。ですが入力作業は人手によって行われており、万能ではないという側面があります。
そのため、入力時点での二重チェックなどを行い、ミスを極力防ぐ工夫が病院、診療所などの医療機関に求められてきます。
ただし、最近では『レセプト点検』に特化した専用ソフト(mighty checker:マイティーチェッカー)もあります。このレセプト点検ソフトの導入により残業時間が減ったり、返戻・減点がされなくなったりという声も多く聞くようになってきました。
3.診療報酬請求業務
診療報酬請求業務は、かかった医療費のうち、国や健康保険組合に請求する金額を計算し、その請求書「レセプト(診療報酬明細書)」を作成する業務となります。診療報酬は、医療サービスに対する対価として支払われる報酬であり、医療行為を点数化して1点10円で算出されます。この点数表を「診療報酬点数表」といいます。
したがって、医療行為を診療報酬として算定するためには、点数表について熟知する必要があり、専門性を持って業務に当たることが多くなります。ただし、多くの医療機関で、診療報酬を算定するレセコンが導入されていますので実際の業務はレセコン端末画面からの入力による算定となります。
電子カルテやレセコン、院内システムで不満に思われることがあればお気軽にご相談ください。診療所様は勿論のこと、病院様にもとても喜ばれているレセコン。スピード、操作性、サポート力が違います。また、使う人を選ばない最新版の電子カルテEx-Karte。必ず医療機関にとってなくてはならない、そんな存在となる電子カルテでありレセコン。そして返戻対策に強い味方のレセプト点検システム(mighty checker:マイティーチェッカー)。院内システムのことならお任せください。

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