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電子カルテは道具(選定における注意点)

  • 2017/12/26

電子カルテを含めて、システムというものは所詮道具です。
先生の診断の一助にはなっても診断をするためのものではありませんし、院内業務の効率化に役立てることはできても、人を動かす強制力はありません。システムの仕様に振り回された無理な業務フローを作らないことが大切だと考えています。
どのようなシステムであっても、仕様上どうしても煩雑になる業務、先生のご意向を実現できないシーンは必ずあると思います。そんな時、複雑な工程を経て入力するようなことは極力避けて頂きたいと思います。紙の方が早ければ伝票処理で済ませ、口答指示だけで済むようなことはムリに入力しないという方法です。

病院診療所クリニック
電子媒体か否かを問わず、先生方が普段お取り扱いされている情報には、法的に保存義務があるものとそうでないものがあります。そして、システムに保存するか否かは似て非なるものです。業務フローを崩さないものであれば、保存義務の有無にかかわらず入力するのことに対して反対ではありません。ただ、無理矢理システムに情報を載せることで業務フローの分岐が無意味に増えたり、診察を遅らせる事に繋がるのであれば、先ずは保存義務があるかどうかを考えてみてください。その結果、義務がないならばムリをせず別の手立てを考え、義務があるならばそこにある機能でどう実現することができる、又はどうすべきかをお考えください。
あまりそういった業務を作りすぎると全体を見渡した時に使いにくくなりますのでお奨めはできませんが、システムに人がついてこられず、ひいては患者さんに迷惑がかかるなら、その業務をシステムに載せるのは不適当だという判断は誤っていないと思います。

病院クリニック
どんなに自院で努力しても、業務上、100%ペーパーレスは現時点では不可能です。自院のシステムが優れており、そのシステムの機能を十二分に使いこなし、院内発生する診療にまつわる情報の全てを奇跡的に電子化できたとしても、外部からの紙やフィルムといった媒体、患者さんの押印が必要な書面等は止められません。事実上、100%電子化は無理なわけですから、そこにこだわらず、先生の診療を可能な限り止めない運用を是非お選びください。




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